地域と人をつなぎ、新たな価値のクリエイションを応援するカフェギャラリー『muun』をオープン | コミュニティイベント・ポップアップ事例

東京・広尾にカフェギャラリー『muun』(ミューン)をオープン。新たな出会いを楽しむカフェとして、地域の交流拠点として、クリエイター・ブランドの表現や挑戦を応援するプラットフォームとして、株式会社On-Coと共同開業した事例をご紹介します。

muunは2023年7月30日に開業した、間借りが可能なキッチンとポップアップスペース併設のカフェギャラリーです。

muunの特徴

「都会の喧騒から離れた静かなロケーション」広尾駅から徒歩7分

「食事も作業もはかどるカフェ」 豊富なカフェメニュー&電源Wi-Fi完備

「個性豊かなインテリア」 畳・コンクリートなどの廃材を活用した内装

「地域とクリエイターの交流拠点」 マーケットイベント(定期)&間借りイベント(不定期)

「はじめの一歩を応援」 1日から間借り可能なキッチン&ポップアップスペース

人口減少により増え続ける「空き家」の新たな活用を目指す

muunが店を構えるのは元々高松商店という畳工場があった場所。

時代の流れの中で畳工場は廃業し、物置となって南麻布の地に身を潜めていました。

「この場を地域に開きたい」という大家・高井家の皆様の想いと、「クリエイターの表現を応援する」というqutoriのビジョン。

そのふたつが、株式会社On-Coが運営する ”借りたい人のやりたい想いと貸したい人の想いをつなぐ” 不動産ウェブサービス さかさま不動産 を介してマッチングし、今回の場の実現に至りました。

若いクリエイターたちの表現の場が生まれ、コミュニティマネージャーを中心に地域との関係性を培いながら、大企業の資本に頼らずに経済的にも自立した運営を目指す。

そんな新しい空き家活用の形に挑戦しています。

対話を通して、先代の想いと目指す未来を紡ぐ

リノベーションを行うにあたって、起点としたのは大家一族(3世帯)の想い。

地域と畳工場の歴史を教えていただきながら、「どのような場所にしていきたいか」対話を重ねました。

このようなコミュニケーションを通して得られた着想は、歌のはじめなどに置かれる「〽(庵点)」。

庵=ぼろぼろの日本家屋 という意味が畳工場に重なること、庵から連想される「侘び寂び」の価値観がアップサイクルの考えに通じることから、

”廃棄されるはずだったものに価値をつけて新しい製品へと生まれ変わらせる” 手法を取り入れた空間づくりを行いました。

畳工場で生まれた歴史と素材を紐解き、クリエイターを巻き込んで新たな形に

店舗内装やインテリアには、捨てずに保管されていた古材やリノベーション中で出た廃材を最大限に活用しています。

■メディア掲載実績

・J-WAVEラジオ『SUSTAINABLE TOMORROW』2023年8月21日放送分
https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheplanet/entry/230821.html

・BS朝日『バトンタッチSDGsはじめてます』2023年4月6日放送分
https://www.bs-asahi.co.jp/passthebaton/

地域の交流拠点としての「muun」

■野菜・スイーツ直売イベント

都内の食材宅配システム・東都生協さんは店頭で野菜やスイーツを販売。

立ち寄っていただきやすいよう、外スペースに販売ブースを設けました。

■近隣住民による一日限りのフードイベント

muunの近くにお住まいの方が台所に立つことも!

それぞれの”思い出の一品”や”自慢の一品”を味わいながら、ゆるやかな交流が生まれます。

■旬なニュースをお届け『muun通信』

おすすめメニューや開催イベント等、月替わりの情報をまとめた『muun通信』も発行。

大家さんとのコミュニケーションツールとしての役割も担っています。

挑戦の場所、集う場所としての「muun」

qutoriが運営する事業「POPAP」では様々なポップアップを企画・運営してきました。

過去事例はこちら:
https://qutori.jp/our-work

そのノウハウを元にデザインされた、キッチンとポップアップスペース。

アートの展示から、アパレル・雑貨の展示会、飲食ブランドのポップアップはもちろん、パーティーやセミナー、撮影にも利用可能な空間になっています。

利用料はこちら:
https://qutori.jp/muun

出店者にとっては新しいチャレンジの場所に、来店者にとっては新しい出会いの機会に。

出店のきっかけは、qutoriが運営するブランド支援制度に加盟していたり、お問い合わせフォームよりご連絡くださったり、店前を通って興味を持ってくださったりと様々。

お問い合わせ後は、予約フォームに必要事項をご記入いただき、出店が確定。ヒアリングを通して、ブランド・ショップごとに最適な出店方法をご提案することも可能です。

インスタグラムより、お気軽にお問い合わせください。
https://www.instagram.com/muun_minamiazabu/

過去イベントの様子をご紹介

■飲食イベント

muunは1日から間借りが可能。

キッチン、調理器具、食器類も完備しているので、気軽に出店していただけます。

今回は過去にご出店いただいた2名をご紹介します!

①本場の味をお届け!Rummy Curry さんのカリープレート

表現としてのスパイスカレー屋として活動中の「対話するカレー屋~Rummy Curry~」さん。 当日は、インドでのカレー留学を経てパワーアップしたカレーを振舞ってくださりました。

②ヴィーガン&ヘルシーで嬉しい、Marikoさんのマレーシア料理

マレーシア在住経験のあるMarikoさんは、現地で出会った料理「ハッカライス」を販売。

■展示イベント

死をリデザインし、今を生きる希望をひきだすデス・デザインユニット「さだまらないオバケ」はポップアップ&展示を開催。

PRリリースはこちら:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000152.000040660.html

夜の時間帯はカウンタースペースを使用したデス・スナック「はじまりの死」もオープン。ネガティブと捉えられがちなテーマについて、カジュアルに語りあえるような場所づくりを行いました。

■muun market

さまざまなクリエイターが自然体で好きなものを表現し、手渡せるフリーマーケットを毎月第1日曜日に開催。どなたでも参加、出店無料です。

■ABD読書会

qutoriが運営する「BUFFコミュニティマネージャーの学校」で開催される読書会を実施。

ホワイトボードやプロジェクターもあるため、会議や社内イベントといった用途での貸切利用も可能です。

新たな価値を生み出す場所づくり

これからもmuunは地域とクリエイションをつなぐ場として様々な企画を展開し、「東京で最もクリエイターが表現しやすい場」を目指してまいります。

muunでの出店・ポップアップ・展示をお考えの方、地域コミュニティやクリエイターを起点とした空き家・空きスペースの活用や場所づくりをご検討されている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら:
https://qutori.jp/contact

クレジット

コミュニティディレクション:加藤 翼(qutori)
プロジェクトマネジメント:藤田 恭兵(On-Co)
建築ディレクション:水谷 岳史(On-Co)
空間デザイン:鳴瀧 康佑(On-Co)
素材開発:村上 結輝(On-Co)
飲食ディレクション:井上 雅之, 伊東 明澄(qutori)
グラフィック:森 洋介
撮影:丹羽 惠太朗
PR:福田 ミキ(On-Co)
Special Thanks:高井家の皆様

■muun

店舗名:muun(ミューン)
営業時間:インスタグラムをご確認ください
所在地:東京都港区南麻布4-12-7 高井ビル1F
アクセス:東京メトロ広尾駅より徒歩7分
インスタグラム:https://www.instagram.com/muun_minamiazabu/
ウェブサイト:https://qutori.jp/muun

株式会社On-Co

代表:水谷岳史
設立:2019年3月
本社:三重県桑名市西別所1375
事務所:名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル

HP:https://on-co.jp/

ミッションは「社会の前座」。強みは社会に必要と感じた概念を具現化させること。さかさま不動産や上回転研究所、丘漁師組合などを展開している。

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