Vernissage

実験と共創による生まれるアート空間


新進気鋭のアーティストに焦点を当て、2023年12月に「実験と共創により生まれるボーダーレスなアートイベント」をテーマにした<ЯeSpiration>を開催しました。ベルリン在住のパフォーミング・アーティスト、菅原圭輔(Keisuke Sugawara)を監修として招き、パフォーミング・アーツを軸に異なるジャンルの偶発的コラボレーションを演出しました。

Connotation | Keisuke Sugawara
Life Through Holes | ninanomura
Sleepdancing I: Ar e Luar | Max Masahiro Levy
メインビジュアル Wallenn | Keisuke Sugawara
  • Synchronicity - 2024

    現代社会の喧騒と分断の中で、私たちは自身の内なる声と外界との繊細な調和を見失いがちです。ユングが提唱した<Synchronicity>は、単なる偶然を超越し、意識と無意識、個人と集合的経験が交差する神秘的な結節点を指し示します。本展では、多様なアーティストたちが、<Synchronicity>というプリズムを通して現在を再解釈します。表現によって、分断された世界に新たな繋がりの可能性を提示し、個と全体、意識と無意識といった二元論の境界を溶解させます。観者の無意識・偶然の邂逅が、観客との間に新たな共時性を創出できるかの挑戦です。

    <Synchronicity>は、カオスの中に潜む秩序、無関係に見える事象の中に潜む意味を見出す高度な感受性の行為です。それは、現代の不確実性と複雑性の中で、新たな意味と方向性を創造する叡智の源泉となり得るのです。この展覧会は、参加者一人一人にとって、芸術体験を超えた日常の中での世界との再繋がりを可能にするための誘いとなります。私たちは、この探求を通じて、個人の意識がいかに調和にいかに寄与しうるかを模索します。それは、デジタル時代のグローバル社会における新たな共生と創造の可能性を開く鍵となるかもしれません。

    Event Page
    https://qutori.jp/synchronicity

    https://artsticker.app/events/53858


  • ЯeSpiration

    ЯeSpiration - 2022

    本展覧会のテーマ〈 ЯeSpiration 〉 には、近年戦争や新型コロナウイルスの感染拡大など様々なカタストロフにより分断と結束を繰り返す世界で「再呼吸をする」という意味が込められています。そのような背景において、芸術作品にも明確な動機を求められ、社会性が必要とされる局面から生まれました。

    今この社会で何を吸収して、吐き出すのか。アーティストがどのような選択をして社会の中でサバイブしていくのか。そういった問いから Re [ 再び] と Spriration [呼吸] を組み合わせたメインコンセプト〈 ЯeSpiration 〉 が構想されています。

    参加アーティストはそれらの問いに対して異なる視点から解釈を行い、幅広い表現でプレゼンテーションを行いました。

    2部編成となるプログラムでは、Exhibitionにおける作品との対話を通じて自分自身の呼吸を向き合い、Performanceにおいては他者の呼吸に身を任せるといった身体に依存した生の経験を生み出しました。

    人々が生まれてから欠かさずしている呼吸を再考することで、鑑賞者が生と向き合うひとときを創出しています。

    Event Page
    https://qutori.jp/respiration

Creating a society where differences are embraced through imagination.

Cultivation

既存概念を超えた新しいエンゲージメントの可能性

WORKSHOP

参加者同士が互いの取り組みを承認し、意見を交わす瞬間に期待する主体的な活動
本講座におけるワークショップで重要な局面は、参加者同士が互いの取り組みに耳を傾け、意見を交わす瞬間です。自分とは異なる感性に触れることで、参加者それぞれが内面の変容に気づいていくのです。ワークショップという場で、想像が外れ、自身の解釈が広がる。過去が過去となり、時間の流れに優しさを感じられる。参加者たちは、自身の価値観を照らさずとも様々なあり方を受け入れます。

<カリキュラム>
概論・事例研究....4weeks
企画と実践、ディベート....4weeks
多角的な考察・批評....4weeks

<スケジュール>
2024年11月プレ開講
2025年春 第一回開講予定

A future in which society deeply integrates
the acceptance of expression's multiple interpretations

Availability

表現環境の整備

Exhibition

南麻布のカフェ等で展示の機会を提供しています。

Atelier

家屋をアトリエとして開放しアーティストに制作活動を行います。

Direction&Design

表現を理解し、プロフェッショナルとして仕事ができる人を紹介します。空間ディレクションやプロジェクト開発のご相談もお待ちしております。

ResearchLab

リサーチを中心にした創作活動を支援します。

  • Mission

    参加者同士が互いの取り組みを承認し、意見を交わす瞬間に期待する主体的な活動

  • Vision

    表現の多義的な受容が社会に浸透する未来

  • Value

    ①差異の承認
    変化に捉われることなく、共に未来を模索し、洞察を得る

    ②多義性の尊重
    それぞれの表現が多義性を以て受容される状況に資する

    ③持続性の追求

    持続可能なシステムの構築と関係性の醸成を優先する